【コラム】大手税理士法人 対 中小税理士法人 対 ひとり税理士の比較

お客様の立場から見て

(大手税理士法人)

メリット :組織内でノウハウ等が共有されていれば、よろず相談的な対応ができる

      ブランド価値があるため、高水準の人材が確保できる

デメリット:運営コストがかさむため割高になる

     担当者は、独立・転職が前提のため、頻繁に担当者変更が多く、その都度会社の説明をしないといけない

(中小税理士法人)

メリット :大手より運営コストを抑えることができるため、手ごろな料金でワンストップサービスを受けることができる

デメリット:大手に比べると、人材の質は落ちる

(ひとり税理士)

メリット  :得意分野に絞っているケースが多いため、専門領域を手ごろな料金で相談できる

 専門分野以外の依頼・相談があった場合には、他の優秀な専門家と連携して、ご紹介・サービス提供ができる(組織内のしがらみがない【ワンストップサービスの欠点】)

デメリット:事業の継続性、相性の良し悪し

 

大学病院 対 街のクリニック 対 専門外来(糖尿病外来専門など)

百貨店 対 ユニクロ 対 専門ブティック

といったところでしょうか。

メインの申告業務などは、大手もしくは中小の税理士法人と契約し、特殊な案件(国際税務相談・税務調査対応・資産税等)は必要に応じて各個人税理士に委託するのが、有用な気がします。

最近は、税理士さん・会計士さん・弁護士さん等から、特殊分野のご紹介が増えています(うちではできないので紹介します、又は一緒にやってくださいなど)。特殊分野の専門家の力量も見極める力は、企業・個人の方よりも、専門家の方々の方が優れています。

これからは、街のクリニックが大学病院を紹介する【手術】、街のクリニックが専門外来を紹介する【特殊分野】時代になってくるのでしょう。