【コラム】私の国際税務情報入手法

私の税務情報入手方法をご紹介してみます。税務セミナー等でご紹介することも多いですが、ご参考まで。

(担当者…企業の税務担当者向け、専門家・・・税理士・会計士などの専門家向け)

○交流会の開催(グローバルタックスラボ、当方主催)【担当者・専門家】

http://yawatax.com/globaltaxlabo/

参加費は、1回3千円です(たまに無料の回もあります)。セミナーとは異なり、自分の聞きたいことを講師に直接質問できることが最大のウリです。専門家どうしの人材交流的な要素もあります。講師もお話を準備する中で、勉強できるという利点もあります(なので、ぜひ講師としてもご応募歓迎です!)

○ツイッターによる情報収集【担当者・専門家】

 https://twitter.com/globaltaxlabo

大手税理士法人や一橋大学の吉村先生(@masayoshimu)のツイート等を参考にすることが多いです。とにかく情報の速度はピカイチ。私もできるだけコメントしたり、備忘的にリツイートしたりしているのですが、なかなか深く情報分析できる時間は取れていないのが、残念。

○国際税務研究会(税務研究会主催)【担当者】

 http://www.zeiken.co.jp/mgzn/inter_kaiin.html

 年会費108,000円(会員)。最近、少し重要度が下がってきているかも(少し前の方がセミナー充実していた)。企業の方で国際税務初心者だが、何から勉強して良いのか分からない場合に、お勧め。佐和周先生(国際税務)や藤井恵先生(海外駐在員)のセミナーがお勧め。

○日税国際税務フォーラム【専門家】

https://www.nichizei.com/nbs/zeirishi/consulting/member/international/

 年会費54,000円で年12回までメールで相談を受けることができます(太陽グランドソントンの方が回答をくれます)。質問によっては、多少時間がかかることも。たまにしか国際税務に触れない税理士さんや中堅税理士法人さんにお勧め。

○ニュースプロ(ロータス社)【専門家】

http://www.lotus21.co.jp/works/pro/pro_gaiyo.html

 月額12,960円。国税当局の動向などここでしか入手できない情報があるので、いいお値段ですがやめられない。

○専門誌の購読【担当者・専門家】

税務通信・TAマスター(週刊)

税務弘報・税経通信・税理・租税研究(月刊)など

○経済産業省国際租税のレポート【担当者・専門家】

http://www.meti.go.jp/policy/external_economy/toshi/kokusaisozei/kokusaisozei.html

経済産業省の委託調査費で、主に大手税理士法人の方々が、年1回程度レポートを出しています。特に海外の現地国での課税の動向などは、お役立ち。

書籍

国際税務に関する書籍は、文庫なども含めて、できるだけ購入しています。

 

こうしてみると、それなりに費用・時間がかかりますね。

最後にやはり、私にとっては国際税務の専門家や仲間とのディスカッション等が、何より重要と思っています。やはり自分で書籍等を読んでいるだけやセミナーに出ているだけでは、表面的な知識は身についても、税務に対する考え方(応用も含め)・実践の税務調査でどのように説明・反論するかを会得することは相当難しいでしょう。やはり良いアドバイザーをみつけることと(宣伝?)、ある程度の実務経験の積み上げ(5年~10年程度)が大切かと思います。専門家は情報に対して対価を支払う時代に(旧来型の事務所は規模拡大第一で、新人を育てて戦力にすることに費用・時間を費やす)、企業はノウハウや時間の節約に対して対価を支払う時代に(以前は、社内人材を育成することに費用・時間を費やす、今は転職があたり前となりアウトソーシングの時代ですね)変わってきているのでは。


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