大手税理士法人や過去の税務調査等で、いろいろな税理士さんをみてきました。数日会っただけの人を含めると数百人でしょうか。私になりに「できる税理士さん」とは、
- 知的好奇心を持っていること(単なる勉強好きではなく、クライアントのビジネスモデルを理解しようとすること・世の中の動向を理解すること【アンテナをはっておくこと】が重要。)
- 謙虚であること(知らないことをしったかぶりしないこと。いい加減な回答をクライアントにするとご迷惑をおかけすることになります。)
- クライアントのために尽くせること(クライアントが何を重要視しており、何に不安・不満を持っているかを察知できること。適正利益をいただいた上で、クライアントのために喜ばれる仕事に誠心誠意を尽くせるが真のプロフェッショナルでは。)
- バランス感覚を持っていること(夜中遅くまで働いても、自分の精神・肉体が元気でないと、つまらない見落とし等をして、クライアントに迷惑をかけてしまいます。また、金額的に重要でない論点について、必要以上に検討するなど、大局観を養う必要もあると思います。)
- 経験を積んでいること(税理士業は、資格を取得した時点で税理士としてやっていけますが、税務の世界は奥深いため、ある程度の見識を得るには、少なくとも5~10年の経験が必要かと考えています。)
※①他の事に興味がいき、自己研鑽を怠ってしまう。②知ったかぶりをしていまい、誤魔化してしまう③追加業務を依頼すると、すぐに追加料金を請求する④遅くまで働いて、頑張った気になる
ようにならないように、自分を戒めながら、自己研鑽に励みたいと思います。
別の機会には、「できる調査官」について、私見を記載してみたいと思います。少し税理士とは違うのではないかと思います。