https://www.nikkei.com/article/DGXMZO41274280U9A210C1EE8000/
連結納税制度の簡素化が検討されているようです。連結納税は、グループ内の所得と欠損の通算が可能となり節税効果があったり、親会社が大きな欠損金等を持っている場合には有効活用できたりできる一方、事務負担が複雑となり大きなネックとなっていました。検討では、単体納税の時の事務所負担と大きく変わらないように、簡素化を検討しているようです。
また個人的に感じているのは、税務調査の受け方がずいぶんと変わる感触があります(グループ全体の調査で一回で済むなど)。
連結納税導入にあたっては、事前のグループ内組織再編等を行った方が有効になるケースもあります。単なる組織再編(合併・分割・株式交換等)や連結納税導入であればそれほど複雑ではないのですが、組織再編+連結納税になると少し制度が複雑になりますので、ぜひ、外部の専門家を入れたうえで、事前検討していただければと思います。